十二天は「和のおもてなし」専門店です
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室礼ギャラリー
《季節の室礼》
金屏風で晴れの日を華やかに彩り、俵に紅白の紙垂を垂らします。 向かって右側に干支である猿の置物を置き、今年の豊作を祈願します。
節分が終わった次の日には、お多福のお面で春が来たことをそして帯で旧暦の正月を表し、一年が始まる長い月日を表します。 手前には赤と金の和紙を一升枡に入れ、中に豆菓子を盛ります。 また、その中には鬼のべぐ盃を置き、寒さが小さくなった様を表し、春が来た喜びをしつらえます。
女の子の長い一生を帯に託し、添い遂げることを願う親心を表します。 ここで、男雛は向かって右側つまり背面を北にした時に左上位となり、関西ではこのように飾ります。 一方、関東では向かって左側に座し、右上位となります。
4月8日がお釈迦様の誕生を祝う「花まつり」なので、筍(タケノコを)お釈迦さまに見立て中心に置きます。 その手前に供え花キンセンカ(別名天道花)、仏の座を添えて花まつりの室礼とします。
額に鯉のぼりの手ぬぐい、小机の上には桃太郎の人形。 男の子が元気に育つことを祈ります。下に置いた鬼瓦は男の子の出世(人の上に置く物)を表し、鬼が家を守るように願います。 下に敷いた板は何十年と回っていた水車の板。家が代々永く続くようにと思いを込めます。
紫陽花を使い、玄関先や廊下にしつらえます。台には古い糸巻きをつかい、水を入れた大鉢に紫陽花を入れます。 茎を切って浮かし花にしても水が上がりやすく華やかです。
柱に蔦ものを下げ、涼しさを演出します。 窓のある場所は、なお良いでしょう。
お盆には蓮(ハス)の花などが題材の絵を掛け、ご先祖さまをお迎えします台座には、真菰(まこも)の代わりに簾(すだれ)を敷きます。 スイカやナスきゅうりトマトなどの夏野菜を盛り、手前には仏さまに豊穣を感謝する合掌の形のアジアの造形を置きます。 横には散華を散らし、金のマルイ敷物が象徴的に成熟と家族が集まるお盆を意味します。
9月のテーマは月と菊。 月は願いの満願を表し、重陽の節句の長生きの象徴となります。 月の絵を背景に俳句や和歌を添え、長生きを表します。また菊の帯を長く垂らし、長命を願います。手前の飾りは「鋏菊」(はさみぎく)といい、日本の和菓子です。 食べるというよりはお祝いの飾りとしてしつらえます。和菓子の最高の伝統技術が楽しめる室礼です。
テーマはお月見です。二羽の兎さんを手前に月見団子を持った図。
七五三の室礼では、帯と袴を使って男女のお祝いの喜びをしつらえます。 女の子は3歳で「髪置き」(かみおきのぎ) )といい、3歳で髪を伸ばすので、象徴としてカンザシを帯に飾る。 7歳で「帯解きの儀」(おびときのぎ)を菊の帯(子供から大人の帯へ)で演出。5歳の男の子には袴儀(はかまぎ)をしつらえます。 横に添えた可愛い武将の置物が幼子の成長を願う親や祖父母の思いを表します。
クリスマスは日本の行事になくてはならないものなっています。 そこで「日本のクリスマス」として、金の屏風にキリストの絵(山上絋山作)を配し、中央に赤い木の実のリースを平らに置き、金の枝(キリストの誕生を象徴)を真ん中に差し入れます。 手前の横にした透明な筒の中の飾り玉で 1年、12カ月を表し、最後の月が赤い玉となるように表現します。 吊るす物を横にしたり縦横無尽にお道具を使います。