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  • 山上 絹代

【コラム】大寒の室礼


大寒の室礼

 1月20日、本日は二十四節気の「大寒」。

長野は文字通り、寒さ極まる雪の日です。

 小寒から立春までを 「寒の内」 といいます。前回の小寒から15日目が大寒、それから15日目が立春。まさにど真ん中。小寒から立春までが 「寒の内」 です。

 また凍り豆腐や寒天、味噌などの 「寒じこみ」 に最もよい時期とされています。

 そこで、今回の大寒の室礼は、「寒仕込み」 をテーマに材料に寒天と凍り豆腐を色がないものなので使いましょう。キッチンの戸棚の隅に賞味期限の切れた凍み豆腐や寒天かあれば、最後のステージに上げてあげましょう!

 まずは、赤いお盆や御膳を用意します。

あるもので大丈夫。

 黒いお盆なら、赤い和紙の上に白い和紙を重ね春が顔を出し始めていることを想像させます。

 赤い御膳などなら、白い和紙だけで良いでしょう。お酒の瓶があれば、それも寒仕込みを象徴し、白か赤の小皿にお米を盛るのもお酒の見立てになります。

 そして、大寒の文字を書いてしつらえれば出来上がり。和紙の葉書などに書いても素敵です白い和紙に二文字、凛として心も改まります。勿論色紙やお軸にしてもなおよし。

 身近なものを大寒に見立てれば良いのです。特別なことにせず、さりげなく二十四節気を楽しみましょう。

 もうすぐ春です。立春は旧暦のお正月。新たに始まる一年12ヶ月を室礼で盛り上げましょう!

 1月20日より2月27日までしつらえ、28日より2月3日まで節分の室礼となります。

【室礼(しつらい)とは、3つの調和で成り立つ】

1)いつ?季節(二十四節気)

2)どこで?(家、仕事場)

3)何を誰のために祈るか?(自分の家族、友人、お客様)

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