【コラム】小暑-七夕の室礼
- 山上 絹代
- 2017年7月7日
- 読了時間: 2分
暑さが増してくる時期、毎年7月7日の頃を「小暑」(しょうしょ)いい、夏の始まりの合図のようなものです。
この時期は梅雨の最盛期でもあり、豪雨に見舞われる地域は水害に苦しみます。
まさに今です。
連日のニュースで出雲地方、九州大分の様子は、毎年のこととはいえ、当事者の苦しみを思うと胸が痛みます。
そして7月の七夕を過ぎて、やっと梅雨も明け本格的な暑さを迎えます。
七夕に願いをかけるのも、災害を乗り越えた人の思いがそこにあるからなのでしょう。
このように「小暑」は二十四節気の「大暑」(たいしょ)の前日までの15日間を指します。
さて、七夕と言えば「牽牛(けんぎゅう)と織姫」ですが、まさにテーマが、「星に願いを」と「「愛逢月(めであいづき)」です。
室礼では大きめの器(陶器かガラス)に水を張り、縁側や軒下に置きます。その水面に二星がうつれば願い事が叶うという「星写し伝説」があります。

私の七夕室礼は、器に水を張り、白木の長箸を器の両端に掛け、「橋(箸)をかける」とします。
これを「見立てる」といって、落語などで、扇子をお箸に見立てる様子を思い出してください。
箸をかけることで、男女が出会うことを示します。
また、織姫と彦星が出会うこの時を「愛逢月」(めであいづき)といい、七夕を表します。
ロマンチックな言の葉ですね。
俳句や短歌、和歌などにも出てきます。
小満の頃と覚えておきましょう。
会いたい人がいる幸せは、昔も今も変わりません。
星写しの室礼の仕上げに、お箸の真ん中に赤い紐を結んで「結ばれる」とすれば、最高!ハッピーエンドの願いごとに最適です。
また、願いが「就職や仕事」に関してであれば、ざるや木のお玉の上に、なりたい職業を象徴するものを置きましょう。
例えば、ざるの上に「はさみ」で「美容師」に。
または、木のお玉の上に「ミニカー」で「レーサー」になど。
「願いを掬い取る」から、「ざるやお玉」なのです。
応用して、家族や友人の思いを七夕で演出してみましょう。
「人を思う心」が子供やお孫さんに届きますように。




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